BN-001LRSG
2004年9月4日────
果たして、HiTACキャラを作る為のセタ生活は始まった。
名前はPinkerton。
昔聞いていた洋楽のCDタイトルをそのまま使ってみた。
Pinkertonとは人名で、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」に登場する蝶々夫人の旦那の名前。
ちなみにアメリカ海軍中尉という役柄である。
勿論、新しいキャラクターを作成するに当たって知り合いなどいる筈もなく
黙々とCAVEでLvを上げていく日々が続いた。
兵科Lvが20を超え始めると、積極的に戦争に参加するようになった。
やはり上位戦争を経験している人間が、中位戦争に物足りなさを感じるのと同じように
下位での戦争は面白味に欠けていた。
惰性で戦争をするのは、あまり好きでは無かったので
何か面白い事をしようと画策した結果、レジを作ってみる事にした。
結論からいうと、このレジは僅か1ヶ月という短い期間で解散する事になったのだが
そこで得た物は大きかったと思う。
レジ長に求められるモノ、レジメントの正しいあり方、通常での指揮、戦闘中のやりとり・・・・
自らがレジを組織する立場となった時に改めて、中位上位のレジ長達がいかにカリスマ的なモノなのかを再確認した。
またレジメントに最も必要な物は、メンバーとのコミュニケーションであるという事も理解した。
レジ立ち上げ当初、真生、みくろん両氏の助けを得てレジメントを立ち上げたが
彼らがいなければ、レジはもっと早くに解散していたかもしれない。
中位で面白おかしく偽装戦隊で戦っていたら、きっと分からなかったであろう事を
経験できた下位生活は、本当に有意義な物であったし勉強になった。
そしてレジを解散させるのと同時に、中位に強制移住させられる事になった。
この時TAC120。
2ヶ月の苦労が報われ、いよいよ1stで晴らせなかった
戦場での限界を超える事が出来る、期待に胸を膨らませていた。
───
果たして、HiTACキャラを作る為のセタ生活は始まった。
名前はPinkerton。
昔聞いていた洋楽のCDタイトルをそのまま使ってみた。
Pinkertonとは人名で、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」に登場する蝶々夫人の旦那の名前。
ちなみにアメリカ海軍中尉という役柄である。
勿論、新しいキャラクターを作成するに当たって知り合いなどいる筈もなく
黙々とCAVEでLvを上げていく日々が続いた。
兵科Lvが20を超え始めると、積極的に戦争に参加するようになった。
やはり上位戦争を経験している人間が、中位戦争に物足りなさを感じるのと同じように
下位での戦争は面白味に欠けていた。
惰性で戦争をするのは、あまり好きでは無かったので
何か面白い事をしようと画策した結果、レジを作ってみる事にした。
結論からいうと、このレジは僅か1ヶ月という短い期間で解散する事になったのだが
そこで得た物は大きかったと思う。
レジ長に求められるモノ、レジメントの正しいあり方、通常での指揮、戦闘中のやりとり・・・・
自らがレジを組織する立場となった時に改めて、中位上位のレジ長達がいかにカリスマ的なモノなのかを再確認した。
またレジメントに最も必要な物は、メンバーとのコミュニケーションであるという事も理解した。
レジ立ち上げ当初、真生、みくろん両氏の助けを得てレジメントを立ち上げたが
彼らがいなければ、レジはもっと早くに解散していたかもしれない。
中位で面白おかしく偽装戦隊で戦っていたら、きっと分からなかったであろう事を
経験できた下位生活は、本当に有意義な物であったし勉強になった。
そしてレジを解散させるのと同時に、中位に強制移住させられる事になった。
この時TAC120。
2ヶ月の苦労が報われ、いよいよ1stで晴らせなかった
戦場での限界を超える事が出来る、期待に胸を膨らませていた。
───
偽装とTAC80の壁
2004年7月27日───
Lv25の時、ふりっかと共に中位に進出する事になった。
見た事の無いUNIT群、展開の速い戦闘、圧倒的な戦力差にただ驚かされるばかりだった。
当時の緑は今ほどに、組織立って動きを強制するような雰囲気は無かった為
試行錯誤を繰り返しながら、どうやって効率的に戦闘を行うかを個人個人で(或いはレジ単位で)考えてやっていたように思う。
ただ、個人で状況を把握し最善の対処を考えるには
当時の自分はあまりにも未熟過ぎた為、レジに加入し勉強をするべきだと感じた。
「神風」「KNITEOFROUND」「TITANSNIGHTMERE」「音速突撃隊」「VALHALL」・・・
当時強国緑を支えていたレジメントの数々の中で
ふりっかの強力なプッシュもあり、参加する事になったレジメントは
「偽装戦隊」
名前だけ見ればお世辞にも上記のレジメントより立派とは思えなかったが
・・・・・・とりあえず参加してみることにした。
───
後にこのレジメントが自分のTC生活の中で重要なポジションに来るようになったのは言うまでもない。
「偽装戦隊あっての自分」「偽装戦隊命」
勿論、当時はただ参加しているレジメントという認識しかなかったけれども。
───
レジメント内の雰囲気は楽しかった。
須藤恭一、ハルゥ、マガ、将軍、xipon兄・・・
緑を代表する超個性的な連中に揉まれる事によって、自分の中でリアルでは絶対に出ない「TCの人格」とも言うべき物が形成されていく気がした。
今となってはあの頃が自分の中のTC全盛期だった気がする。
一つ一つの戦闘で一喜一憂し、体が震える程の感動を覚えた時期は無かったからだ。
そんな中での月日の流れは驚くほど速く、TCを始めてから既に半年以上が経過していた。
「絶対に続かないだろうなこのゲーム」
と思って始めたTCだったが、結局は今も続いている事を思うと
つくづくこのゲームの中毒性の高さを感じる事ができる。
───
そして気が付くと、兵科Lvは50台に突入していた。
レジメント内では恭一・ハルゥが上位に進出していた時期ではないかと思う。
ある日を境に兵科Lvが全く上がらなくなった。
ユニットのLvは全て70。
TAC60によるXP不足によって、兵科とユニットLvがかけ離れてしまったのだ。
当時はユニットの買い換えは死活問題であったため
どうすればいいのか相当迷った。
愛着のある偽装HNも、主要兵器バイクも、絶対モノにしてやると思っていたジャナクも
どれも手放すには惜しいユニットであったし
かといってこのままの状況では、偽装のみんなに取り残されるのは必死であったから
悩みに悩んだ末、このキャラを封印し新しいキャラクターを作るべきだと考えた。
TCを始めて1年後の分岐点だった。
Lv25の時、ふりっかと共に中位に進出する事になった。
見た事の無いUNIT群、展開の速い戦闘、圧倒的な戦力差にただ驚かされるばかりだった。
当時の緑は今ほどに、組織立って動きを強制するような雰囲気は無かった為
試行錯誤を繰り返しながら、どうやって効率的に戦闘を行うかを個人個人で(或いはレジ単位で)考えてやっていたように思う。
ただ、個人で状況を把握し最善の対処を考えるには
当時の自分はあまりにも未熟過ぎた為、レジに加入し勉強をするべきだと感じた。
「神風」「KNITEOFROUND」「TITANSNIGHTMERE」「音速突撃隊」「VALHALL」・・・
当時強国緑を支えていたレジメントの数々の中で
ふりっかの強力なプッシュもあり、参加する事になったレジメントは
「偽装戦隊」
名前だけ見ればお世辞にも上記のレジメントより立派とは思えなかったが
・・・・・・とりあえず参加してみることにした。
───
後にこのレジメントが自分のTC生活の中で重要なポジションに来るようになったのは言うまでもない。
「偽装戦隊あっての自分」「偽装戦隊命」
勿論、当時はただ参加しているレジメントという認識しかなかったけれども。
───
レジメント内の雰囲気は楽しかった。
須藤恭一、ハルゥ、マガ、将軍、xipon兄・・・
緑を代表する超個性的な連中に揉まれる事によって、自分の中でリアルでは絶対に出ない「TCの人格」とも言うべき物が形成されていく気がした。
今となってはあの頃が自分の中のTC全盛期だった気がする。
一つ一つの戦闘で一喜一憂し、体が震える程の感動を覚えた時期は無かったからだ。
そんな中での月日の流れは驚くほど速く、TCを始めてから既に半年以上が経過していた。
「絶対に続かないだろうなこのゲーム」
と思って始めたTCだったが、結局は今も続いている事を思うと
つくづくこのゲームの中毒性の高さを感じる事ができる。
───
そして気が付くと、兵科Lvは50台に突入していた。
レジメント内では恭一・ハルゥが上位に進出していた時期ではないかと思う。
ある日を境に兵科Lvが全く上がらなくなった。
ユニットのLvは全て70。
TAC60によるXP不足によって、兵科とユニットLvがかけ離れてしまったのだ。
当時はユニットの買い換えは死活問題であったため
どうすればいいのか相当迷った。
愛着のある偽装HNも、主要兵器バイクも、絶対モノにしてやると思っていたジャナクも
どれも手放すには惜しいユニットであったし
かといってこのままの状況では、偽装のみんなに取り残されるのは必死であったから
悩みに悩んだ末、このキャラを封印し新しいキャラクターを作るべきだと考えた。
TCを始めて1年後の分岐点だった。
基礎戦闘訓練
2004年6月16日───
それまでCAVE中心だったTC生活は、「GalaxyForce」に入った事によって激変した。
βの頃には経験できなかった「仲間との戦闘」に没頭。
それまでは戦闘に参加してはいても、全員と共同で作業をするという認識が無かった。
ましてや初級レベルの共同作業といえばたかが知れており、上位の戦闘を体験してしまった今となっては
それが果たして共同作業と呼べるのかどうかも疑問である。
しかし、レジチャットから流れてくる情報を共有しながら、同じ目標に向かってくれる仲間の存在を
その当時はとても新鮮に、とても楽しいと感じた。
迷路のように張り巡らされた壁の向こう側の敵を誘き寄せて、味方のアティラリで狙い撃ちした時もあった。
左右端に設けられた自軍ポータルを死守するため、鯖落ち寸前まで地雷を蒔いて、敵を待ち伏せた時もあった。
迂回して攻めてくる敵を、ありったけのユニットを出して1:1の対決で打ち負かした事もあった。
自分の行動に何かしらの意味を持たせる事が、そして戦争に参加しているという実感を持つ事が
この頃からぼんやりとではあるけれども、出来てきた時期であった気がする。
───
諸事の事情により、参加から1ヵ月後にレジメント「GalaxyForce」は全く突然に解散してしまったが
そこで得たものは大きく、自分のTCの原点として貴重な財産となっている。
それまでCAVE中心だったTC生活は、「GalaxyForce」に入った事によって激変した。
βの頃には経験できなかった「仲間との戦闘」に没頭。
それまでは戦闘に参加してはいても、全員と共同で作業をするという認識が無かった。
ましてや初級レベルの共同作業といえばたかが知れており、上位の戦闘を体験してしまった今となっては
それが果たして共同作業と呼べるのかどうかも疑問である。
しかし、レジチャットから流れてくる情報を共有しながら、同じ目標に向かってくれる仲間の存在を
その当時はとても新鮮に、とても楽しいと感じた。
迷路のように張り巡らされた壁の向こう側の敵を誘き寄せて、味方のアティラリで狙い撃ちした時もあった。
左右端に設けられた自軍ポータルを死守するため、鯖落ち寸前まで地雷を蒔いて、敵を待ち伏せた時もあった。
迂回して攻めてくる敵を、ありったけのユニットを出して1:1の対決で打ち負かした事もあった。
自分の行動に何かしらの意味を持たせる事が、そして戦争に参加しているという実感を持つ事が
この頃からぼんやりとではあるけれども、出来てきた時期であった気がする。
───
諸事の事情により、参加から1ヵ月後にレジメント「GalaxyForce」は全く突然に解散してしまったが
そこで得たものは大きく、自分のTCの原点として貴重な財産となっている。
プロローグ
2004年6月10日───
俺がTCを始めた時、TCはオープンβ終了1週間という微妙な時期だった。
こういう本格的なオンラインゲームはやった事がなかったため
キャラクター作成で1時間ほどかかっていた記憶がある。
所属国家は黄色。
一週間の内の5日間をCAVEで過ごし
TCの真の面白さを知ったのは、オープンβ最終日だった・・・。
───
パッケージ版が発売され、TCが課金対象ゲームとしてスタートして1ヶ月後。
俺は偶然にも街中でTCに遭遇し、当時の俺としては相当なチャレンジ精神を奮い立たせてゲームを手に取った。
所属国家は緑。
当然知っている奴は一人もいない。
「絶対に続かないだろうなこのゲーム」と、思いながらも徐にCAVEへ。
何をどうすればいいのかは分かっていたのでひたすらLVを上げていった。
所持ユニットはHN(βの頃の愛機)ジャナク、そしてデューク。
ただ黙々と、ひたすらに、地下へと潜り続けた。
その頃は、大学の合間を縫い寝る間も惜しんでログインしていた為
接続時間帯は早朝&深夜。
当然人は少なく、たまに話す奴等も次の日にはいないという状況が暫く続いた。
そんな中でちょくちょく目にするレジメントがあった。
─── 「Galaxy Force」 ───
当時の初級レジメントとしてはそこそこの評価を得ていた、早朝&深夜に活動していたレジメント。
そして、俺が初めて所属したレジメントでもある。
───
俺がTCを始めた時、TCはオープンβ終了1週間という微妙な時期だった。
こういう本格的なオンラインゲームはやった事がなかったため
キャラクター作成で1時間ほどかかっていた記憶がある。
所属国家は黄色。
一週間の内の5日間をCAVEで過ごし
TCの真の面白さを知ったのは、オープンβ最終日だった・・・。
───
パッケージ版が発売され、TCが課金対象ゲームとしてスタートして1ヶ月後。
俺は偶然にも街中でTCに遭遇し、当時の俺としては相当なチャレンジ精神を奮い立たせてゲームを手に取った。
所属国家は緑。
当然知っている奴は一人もいない。
「絶対に続かないだろうなこのゲーム」と、思いながらも徐にCAVEへ。
何をどうすればいいのかは分かっていたのでひたすらLVを上げていった。
所持ユニットはHN(βの頃の愛機)ジャナク、そしてデューク。
ただ黙々と、ひたすらに、地下へと潜り続けた。
その頃は、大学の合間を縫い寝る間も惜しんでログインしていた為
接続時間帯は早朝&深夜。
当然人は少なく、たまに話す奴等も次の日にはいないという状況が暫く続いた。
そんな中でちょくちょく目にするレジメントがあった。
─── 「Galaxy Force」 ───
当時の初級レジメントとしてはそこそこの評価を得ていた、早朝&深夜に活動していたレジメント。
そして、俺が初めて所属したレジメントでもある。
───